外壁の施工技術|モルタル・ALC・コンクリートの下地補修

外壁塗装の仕上がりと寿命は、塗る前の下地処理でほぼ決まります。ここでは当社が実際の現場で行っている外壁の下地補修と改修の技術をご紹介します。

モルタル壁のひび割れ補修(Uカット工法)

モルタル外壁のひび割れは、幅0.3mmを超えると内部への水の浸入経路になります。当社では、ひび割れの上から塗料でごまかすのではなく、専用の工具でひび割れに沿ってU字型の溝を切り込む「Uカット」を行います。

溝を切ることで補修材が奥まで充填され、動きのあるひび割れにも追従します。溝にプライマーを塗布したうえでシーリング材を充填し、上から樹脂モルタルで平滑に均してから塗装に入ります。手間はかかりますが、この工程を省くと数年で同じ場所からひび割れが再発します。

モルタル外壁に発生したひび割れ
モルタル外壁のひび割れ。幅0.3mmを超えると内部への水の浸入経路になります。

既存塗膜の全面剥離

過去の塗り替えで厚く塗り重ねられた塗膜が、下地から浮いている現場があります。この状態で上塗りをしても、古い塗膜ごと剥がれ落ちてしまいます。

当社では剥離剤を使用して既存塗膜を全面的に除去し、素地を露出させたうえで大きなクラックをUカット補修し、下地調整を完了させてから新しい塗装工程に入ります。北海道の住宅では、凍結融解の繰り返しで塗膜の浮きが生じているケースが少なくありません。

剥離剤で既存塗膜を除去し下地調整を終えたモルタル壁
剥離剤で既存塗膜を全面除去し、開口部まわりのシーリングまで終えた下地調整完了の状態。

ALC壁の張り替えと木下地の入れ替え

ALC(軽量気泡コンクリート)は軽量で断熱性に優れる一方、多孔質で吸水しやすく、塗膜が切れると急速に劣化します。北海道では吸い込んだ水分が凍結して内部から破壊する凍害が起こりやすい外壁材です。

ALC壁を留めている木下地(胴縁)が腐食している場合は、外壁を剥がして木下地そのものを入れ替えます。当社では新規ALC壁の張り替えから塗装までを一貫して行います。外壁を開けたときの内部の状態は、お客様ご自身にその場でご覧いただいています。

笠木まわりが欠損したALC壁
吸水と凍結の繰り返しで欠損したALC壁。塗膜が切れると劣化は急速に進みます。

既存外壁への上張りカバー工法

外壁材そのものの劣化が進み、塗装では対応できない場合の選択肢です。既存外壁を解体・撤去せず、その上に胴縁を組んで新しい外壁材を張ります。解体費と廃材処分費がかからず、工期も短縮できます。空気層ができるため断熱性の向上も見込めます。

ただし、やみくもに既存外壁の上から新しい建材を張るのは正しい方法ではありません。下地の状態を診断したうえで、部分張り替え・全面張り替え・カバー工法のどれが最適かをご提案します。

既存外壁の上に胴縁を組んだ上張りカバー工法
既存外壁の上に胴縁を組んだところ。この空気層が断熱性の向上にもつながります。

コンクリート打ち放し仕上げの保護工法

RC造・PC造のコンクリート打ち放し仕上げは、意匠を残したまま保護する必要があります。当社ではランデックスコートWS疎水剤FCを用いた特殊工法により、コンクリートの風合いを損なわずに撥水・防汚性能を付与します。

コンクリート打ち放し仕上げの建物外観
打ち放しの意匠はそのままに、コンクリートを保護します。

ブロック塀の解体・新設

老朽化した既存ブロック塀の解体から新設まで対応します。倒壊の危険がある塀は、塗装よりも先に手を打つべき箇所です。外構工事とあわせてご相談ください。

解体前の既存ブロック塀
解体前の既存ブロック塀。倒壊の危険がある塀は、塗装より先に手を打つべき箇所です。

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